デフリンピックとは?

「デフリンピック(Deaflympics)」は、国際オリンピック委員会(IOC)傘下にある聴覚障害者のオリンピックとして、4年1度に開催されています。
夏季大会では1924年にフランスで、冬季大会では1949年にオーストリアで初めて開催され、パラリンピックより歴史長い国際大会です。
※パラリンピックは1960年より開催。

聴覚障害者自身が運営する、聴覚障害者のための国際的なスポーツ大会なので、競技環境に視覚的な情報保障が整備されています。
また、参加者が国際交流を行う際に使用する「国際手話」によるコミュニケーションで活発に友好を深めています。

 

 

デフリンピックへの参加資格

補聴器や人工内耳などを外した状態で聴力(聞こえが良いほうの耳)の平均値が55デジベル以上であることが条件となっています。

また、全ての選手が耳の聞こえない立場でプレーするという公平性の観点により、競技会場に入ると練習や試合中は、補聴器や人工内耳などの装用することを禁止されています。

 

デフバスケットボール日本代表 出場経歴

2001年 第19回 夏季デフリンピック イタリア
男子日本代表 出場
2005年 第20回 夏季デフリンピック オーストラリア・メルボルン
男女日本代表 出場
2009年 第21回 夏季デフリンピック 台北
男女日本代表  出場
2013年 第22回 夏季デフリンピック ブルガリア・ソフィア
男女日本代表  出場
2017年 第23回 夏季デフリンピック トルコ
出場なし

 

デフリンピックのロゴについて

ろう者のデザイナー、ラルフ・フェルナンデス(Ralph Fernandez)作で、国際的なろう者スポーツのコミュニティのポジティブでパワフルなシンボルです。「手話」「ろう文化」「結束と継続」といった強い要素がこのロゴマークに集約されています。

手の形が「OK」「GOOD」「GREAT」を意味するサインが重ねられており、それはまた「デフリンピック」の手話を表しています。さらに「結束」を表現しています。

ロゴマークの中央は「目」を表しており、ろう者が視覚中心の生活を営んでいることを示しています。また、赤色、青色、黄色、緑色はアジア太平洋、ヨーロッパ、全アメリカ、アフリカと4つの地域連合を表現しています。

引用元:全日本ろうあ連盟 スポーツ委員会デフリンピック啓発ウェブサイト

夏季大会では、2017年7月にトルコのサムスンでデフリンピックを開催されました。
第23回夏季デフリンピック競技大会 サムスン2017